おおた鍼灸院・漢方薬店

熊本市南区田迎4-9-50、TEL 096-288-6861 おおた鍼灸院・漢方薬店です。
はり灸と漢方薬に代表される東洋医学について、あるいは身の回りの薬草やツボの話などを述べています。
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猛威をふるうナガミヒナゲシ
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    近年、春になると道ばたや空き地でポピーに似たオレンジ色のかれんな花をよく見かけるようになりました。

     

     

    ケシ科のナガミヒナゲシ(長実雛芥子)です。

     

    特に今年は、地震の後取り壊された家の跡地に群生しているのを見かけます。

     

    いかにも、殺伐とした跡地をにぎやかにするために植えられているのかと思いきや、どうも自然に繁殖しているようなのです。

     

     

    もともとは地中海沿岸に自生する植物で、日本には観賞用や他の穀物などに種が混入して入ってきたようですが、その旺盛な繁殖力で瞬く間に全国に広まったようです。

     

    今では在来種を駆逐するほどの勢いなので、自治体によっては危険外来植物として駆除を呼びかけいるところもあるようです。

     

    写真は、親戚の全壊した家の跡地に群生している様子です。

     

     

    取り壊して更地になってまだ半年くらいなのにこの状態です。

     

    繁殖力が旺盛なのは、周りの植物の成長を強く抑制する物質を放出するアエロパシーという働きを持つこと、そしてたくさんの種子を生みだすことにあるようです。

     

     

    長実雛芥子の名前のもととなった、この細長い芥子坊主の中には、1000から2000個の種子が入っています。

     

     

     

     

    ちょうど今ごろが種のできる時期で、この親戚の宅地だけで、数百万から一千万個をこえる種子が生み出されることになります。

     

    それにしても、昨年の今頃はまだ家が建っていたのに、どのような経路でこの土地に侵入して来たのか、不思議でなりません。

     

    解体用の重機にでも付いてきたのかな?

     

    欧米では、古くから高齢者や子どもにマイルドな鎮痛薬や鎮咳薬として使用されているようです。

     

    ただ、ケシ科の植物であり、もちろん芥子のようにアヘンアルカロイドは含有してないので中毒性はありませんが、未知のアルカロイドを含有しているので、本国で薬草として利用するには今後の研究が待たれるところです。

    | 身近な薬草たち | 09:41 | comments(0) | - |
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