おおた鍼灸院・漢方薬店

熊本市南区田迎4-9-50、TEL 096-288-6861 おおた鍼灸院・漢方薬店です。
はり灸と漢方薬に代表される東洋医学について、あるいは身の回りの薬草やツボの話などを述べています。
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雑草と園芸種は紙一重(スベリヒユ)
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    これはポーチュラカの花畑ではありません(^^ゞ


    スベリヒユ


    1ヶ月ほど前、草一本ないくらいに耕した畑に、みごとなまでにスベリヒユだけが我がもの顔の勢いです。
     
    耕した後、雨らしい雨が降らなかったので、日照りに強いスベリヒユがはびこったようです。
     
    スベリヒユは別名を「日照り草」というくらい日照りに強い植物です。

    その秘密はCAM光合成や肉厚の葉などにあるようです。
    要するに原産地が乾燥地帯なので、出来るだけ水分を外に逃がさないような仕組みを持っているんですね。


    スベリヒユ

     
    また五色草の別名も持っています。
     
    なぜ五色草?
     
    それは茎の色が赤色、葉が緑色、花が黄色、種が黒色、根が白色という配色からきています。


    花はご覧のように、とても控えめな黄色の小さな花です。
    このために園芸品種には取り上げられず、雑草あつかいです。

    スベリヒユ

    スベリヒユ

     
    また茎の赤色から「のんべえ草」や「よっぱらい草」と呼ばれたりします(^ ^)


    スベリヒユ

     
    本名のスベリヒユは、今では食べる人は少ないと思いますが(あのクックパッドにはちゃんと投稿があります)、食べたときの「ぬめり」や葉がツルツルで踏むと滑るので、この名がついたようです。
     
    名前はヒユですが、植物学上はヒユの仲間ではなく、園芸種のマツバボタンやハナスベリヒユの仲間です。
     
    ハナスベリヒユは学名のポーチュラカという名で出まわっているので、今ではこの名がポピュラーですね。
     
    治療院に植えたポーチュラカです。

    やはりこれくらい華やかに花を咲かせると、園芸種に取り上げられるんですね(^_^)





    スベリヒユ


    茎の色もスベリヒユと同じように赤いです。




     
    薬草としては全草を用います。
     
    夏季に全草を採取して、日干しにて乾燥させます。
     
    生薬名を馬歯莧(ばしけん)といいます。
     
    主に民間療法で用いられます。
     
    清熱解毒や止瀉の効能をもとに、細菌性の下痢や皮膚化膿症に煎じて服用したり、湿疹、腫れものや毒虫に刺されたときに、生の葉の汁を直接塗布します。
    | 身近な薬草たち | 09:24 | comments(1) | - |
    コメント
    キャンプで食材に困った時のスベリヒユ。
    薬草だとは知りませんでした。
    勉強になりました。
    | 博多のオコゼ | 2015/09/01 9:18 AM |
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