おおた鍼灸院・漢方薬店

熊本市南区田迎4-9-50、TEL 096-288-6861 おおた鍼灸院・漢方薬店です。
はり灸と漢方薬に代表される東洋医学について、あるいは身の回りの薬草やツボの話などを述べています。
やっと金木犀の香りが漂い始めました
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    早朝の散歩のとき聴いているラジオからは、もうずいぶん前からキンモクセイの甘い香りで秋を感じる、という話しが何回も登場していました。

     

    でもうちの近所では、その甘い香りがなかなか漂ってこないなぁと思っていたら、やっと一週間くらい前から早朝の暗闇の中でも感じることができるようになりました。

     

    熊本でのキンモクセイの開花は、北の地方にくらべたらだいぶ遅いようです。

     

    どうやら、キンモクセイの開花は気温が高いほど遅くなると言われているみたいです。

     

     

    香りのするあたりを昼間通ってみるとありました。

     

     

    ちょうど満開です。

     

     

    中国では丹桂や桂花と呼ばれているようです。

     

    この花を使った桂花茶や桂花陳酒は有名です。

     

    熊本で桂花といえば、熊本ラーメンの老舗「桂花ラーメン」です。

     

    とてもおいしいです。

     

    たぶん名前だけで、キンモクセイは使ってないと思いますが(^ ^)

    | 身近な薬草たち | 19:23 | comments(0) | - |
    秋の気配(2)シュウメイギク
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      10月に入ったというのに、昼間はまだまだ残暑という言葉がお似合いの天候です。

      でも足下では季節が着々と進んでいます。

      わが家の庭にも秋の花が季節の到来を告げています。

      先ずはちょっと遅めの彼岸花。

      やはり残暑のせいでしょうか例年より遅い便りです。



      次は秋の七草のひとつ桔梗です。



      そしてこれはシュウメイギク、漢字で書くと秋明菊。



      名前に菊とついていますが、キクではなくアネモネの仲間です。



      古い時代に中国から渡来して野生化したものが山野で見られます。

      またいろんな交配種が園芸植物として流通しています。



      中国ではこの植物の仲間のキクザキイチリンソウの根が「九節菖蒲」という名で流通しているらしいですが、本来の九節菖蒲は石菖蒲のことです。

      | 身近な薬草たち | 09:57 | comments(0) | - |
      秋の気配
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        今年の夏は猛暑日が続いたかと思うと、梅雨みたいな長雨があったりと、ちょっと例年にないような日々でした。

         

        それでも9月も下旬になると秋らしい日がボチボチみられます。

         

         

        真夏の間は散歩してても花らしい花を見つけるのは難しいですが、夏の終わりから初秋にかけて、紅紫色の小さな花を沢山つけた植物を近くの公園や堤防沿いに見ることができます。

         

         

        数年前まではそんなに多くなかったのですが、ここ1、2年急に増えたように思います。

         

         

        以前ご紹介した俗に言う「ひっつき虫」の仲間、アレチヌスビトハギです。

         

        1965年に大坂で最初に確認された、北アメリカ原産のわりと新しい帰化植物です。

         

        最近の傾向をみると、どんどん勢力を広げているようです。

         

        この花が結実すると、豆のような節がある扁平の実をつけます。

         

        この実の表面にはかぎ状に曲がった毛が密集していて、衣服や動物の毛にくっつくいわゆる「ひっつき虫」です。

         

         

        10年前、犬の散歩中にくっつく植物といえば、センダングサやイノコヅチなどが主流だったのですが、最近はこのアレチヌスビトハギが主流になりつつあるようです。

         

        訪米では、この植物を民間療法の薬草として利用することもあるようです。

        | 身近な薬草たち | 17:51 | comments(0) | - |
        大和芍薬(ヤマトシャクヤク)が咲きました
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          芍薬が咲きはじめると初夏を思わせるような日が多くなりますね。

           

          一般的に観賞用の芍薬は花弁が多く、ふくよかで豪華さもあわせ持つのが特徴です。

           

          写真は30年ほど前から伝わるわが家の芍薬です。

           

           

          芍薬の根は生薬としても有名で、葛根湯をはじめ多くの漢方薬に配合され広く利用されています。

           

          そして生薬としての芍薬の中にあって、その薬効の確かさからとても重用されているのが大和芍薬です。

           

          三年前、ある生薬のメーカーから、この大和芍薬の一年目の苗をいただきました。

           

          種から育てた苗だったのでちょっと時間がかかりましたが、三年目(種からだと四年目)にしてやっと花をつけました。

           

           

           

          観賞用の芍薬に比べたら豪華さはありませんが、かえって素朴で落ち着いた雰囲気を漂わせているように思います。

           

           

          | 身近な薬草たち | 17:38 | comments(0) | - |
          今年もフシグロが芽を出しました
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            以前ご紹介した貴重な薬草のフシグロ

             

            西洋医学の外科的な医療が導入される以前、昔はいろんな傷の治療に広く利用されていた漢方薬の王不留行散(おうふりゅうぎょうさん)。

             

            フシグロはこの漢方薬の構成生薬の一つです。

             

            残念ながら近年は生薬として流通していないので、研究用に栽培し続けています。

             

            最初はプランターに植えて大事に育てていたのですが、どうやら環境の変化にも結構強そうだということがわかったため、ここ数年は庭に放ったらかしにして、ほぼ野生の状態で育てています。

             

            今年も他の雑草に混じって元気に芽を出しました。

             

             

             

            これだけ見ると雑草のカタバミだけが目立っていますが、それを除くとご覧のようにフシグロがちゃんと育ってます。

             

             

            カタバミは虫に食べられないように、葉にシュウ酸を多く含有しています。

             

            そのため寄生性の皮膚病に外用される薬草でもあるのですが、ここはフシグロの生長の妨げになるので除きます。

             

             

            葉が赤紫色のアカカタバミも繁殖力が強いので除きます。

             

            競合する他の雑草を除草するので、野生という割にはちょっと過保護ですが、これも貴重なフシグロを守るためです(^ ^)

             

            中には下のスミレのようにフシグロに密着して除草されずに生き残るものもいます。

             

            ちなみにスミレも薬草として利用できます

             

             

            フシグロは二年草なので、二年目のものはこの先茎が伸びて、秋には開花して種が採れます。

            | 身近な薬草たち | 11:22 | comments(0) | - |
            日々草に似たツルニチニチソウ
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              日に日に春の気配が濃くなって来ましたね。

               

              庭のサンシュユも鮮やかな黄色の花を咲かせました。

               

               

              足下を見ると、スミレやホトケノザはすでに春真っ盛りの様子です。

               

               

               

               

              近くの病院の花壇では、ニチニチソウに似た青紫色の花が静かに春の訪れを告げています。

               

               

               

               

              ツルニチニチソウ(蔓日々草)です。

               

              つる性の植物で花が日々草に似ているので付けられた名前のようです。

               

              南ヨーロッパ原産のキョウチクトウ科の植物です。

               

              観賞用に庭に植えられていますが、暑さ寒さに強いので一部庭から飛び出して野生化しているものも見かけます。

               

              この植物は、いわゆる「毒にも薬にもならない」植物と違い、キョウチクトウ科植物特有の毒性を有します。

               

              ということは、見方を変えると「毒にも薬にもなる」ともいえます。

               

              実際、外国の伝統的な民間療法では止血などを目的に用いられているようです。

              | 身近な薬草たち | 11:42 | comments(0) | - |
              今日は立春
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                今年の立春は穏やかな天気です。

                 

                いつもの年は、寒い日が続く中にわずかに春の気配を感じる程度ですが、今年は暖冬のせいか、春の訪れが例年よりずっと早いように感じます。

                 

                早咲きの梅はもう満開、遅咲きの梅もほころび始めています。

                 

                 

                沈丁花も2、3日前から開花が始まり、近づくとあの甘い香りを感じることができます。

                 

                 

                 

                庭の芝生は新芽が出るより先に、春の七草のハコべが元気に芽を出し、早いのは白い花のツボミをつけています。

                 

                 

                 

                そういえば明日は旧暦の元旦。

                 

                さすがにこの時期になると、春の七草も簡単に見つけることができますね。

                | 身近な薬草たち | 18:00 | comments(0) | - |
                ヒバを使ったクリスマスツリー
                0

                  造形作家gajuさんのXmasツリーのワークショップに家人が参加しました。

                   

                  出来上がった作品を早速玄関に飾りました。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  ヒバを使ったツリーで、とても落ち着いた中に厳かで、その上Xmasツリーの象徴である強い生命力を感じます。

                   

                   

                  それにはヒバの香りも多いに貢献しているようです。

                   

                   

                  ヒバはヒノキ科アスナロ属の針葉樹です。

                   

                  とても芳香があり、その香りはリラクゼーション効果があることが知られています。

                   

                   

                  ヒバの香りは、含有する精油成分に由来します。

                   

                  一般には「ヒバ油」として流通しています。

                   

                   

                  このヒバ油はリラクゼーション効果の他にも防臭や脱臭の効果、防虫や抗菌作用を有することが知られています。

                   

                  以前、精油成分に含まれるヒノキチオールがSARS対策に有効であると報道されて話題になったこともあります。

                   

                  わが家では、ヒバ油で虫よけスプレーを作ったり、皮膚が弱い愛犬の散歩後の体拭きに利用しています。

                   

                   

                   

                  玄関を往き来するだけで、ツリーの造形と香りで気分が爽やかになります(^ ^)

                  | 身近な薬草たち | 22:09 | comments(0) | - |
                  紫式部という名の庭木
                  0

                     

                    紫色の不思議な色合いの実を持つことから名前が付いた近縁種のムラサキシキブ(紫式部)とコムラサキ(小紫) 。

                     

                     

                    以前はクマツヅラ科に分類されていましたが、近年の研究で今はシソ科に分類されています。

                     

                     

                    ムラサキシキブとコムラサキはよく似た植物ですが、丈が低くコンパクトで実の付き方もきれいなので、コムラサキが庭木として広く普及しています。

                     

                    ただまぎらわしいですが、一般に庭木としてはこのコムラサキも「紫式部」と呼ばれることが多いようです。

                     

                    ここに掲載した写真は全てコムラサキです。

                     

                    散歩の途中、民家の駐車場のわきで見つけました。

                     

                     

                    よく似たムラサキシキブとの違いは、葉の縁のギザギザがコムラサキは上部だけ、ムラサキシキブは全体に見られます。

                     

                     

                     

                    また、ムラサキシキブの実は比較的まばらに付き、コムラサキは写真のようにかたまって付きます。

                     

                     

                    コムラサキ、ムラサキシキブの茎は、ともに真直ぐに伸びて強靱なので、ノミや金づちなどの道具の柄や、箸などに重用されます。

                     

                    また、木炭に焼くと良質の堅炭ができるようです。

                     

                    生薬名は紫珠(ししゅ・しじゅ)と言います。

                     

                    主に葉や根を用います。

                     

                    葉には魚毒作用や抗菌作用があることが知られており、南洋諸島では枝葉の汁を使って魚をとっているようです。

                     

                    日本の民間療法では抗菌作用を利用して、生の葉の汁を寄生性皮膚病などに直接塗布したり、乾燥したものを煎じて、その液を塗布して用います。

                    | 身近な薬草たち | 09:49 | comments(0) | - |
                    干し柿作り
                    0

                      里山の果樹園に紅葉を見に行った折に、柿を採ってきました。

                       

                       

                      まだ植えてから4年目の小さな渋柿の木なので、そんなに期待していなかったのですが、3本で100個以上採れました。

                       

                       

                      早速持ち帰って干し柿つくりです。

                       

                      皮をむいた後、熱湯で消毒して吊るします。

                       

                       

                       

                      今年もおいしい干し柿ができそうです。

                       

                      柿は昔から薬草としても利用されています。

                       

                      代表的なものは柿の葉ですが、他にも柿のヘタ、柿のしぶも利用されます。

                       

                      柿の葉は中国では止咳や止血を目的に、日本では主に血圧降下を目的に用いられています。

                       

                      柿のヘタは生薬名を柿蒂(してい)といい、なかなか止まらないしゃっくりを止めるのに用いられます。

                       

                      未熟な果実(青柿)を潰して、水を加えて3週間ほど発酵させて得られるニカワ状の液を柿渋あるいは柿漆(ししつ)と言います。

                       

                      昔から防水、防腐、防虫や消臭を目的にして、塗料や染料として用いられていますが、薬草としても血圧降下を目的に服用したり、扁桃炎や口内炎にうがい薬として用いたり、やけどや湿疹などに外用したりと、広く利用されています。

                      | 身近な薬草たち | 10:29 | comments(0) | - |
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